いま日本のミャンマー関連報道は総選挙結果一色だが、それはさておき、労働市場に関する情報をひとつ。
11月14日付Myanma
Alinnによると、ミャンマーで最も多くの工場(400以上)と労働者がいるフラインタヤー工業地帯(ヤンゴンのダウンタウンから北西)にある求人事務所で11日、転職希望者や地方からの求人者による求人申請が1日で600を越えたという。
転職理由には管理面の問題や、休みがちによる解雇、(最低賃金である)1日あたり3,600チャット(約360円)の不払などが増えており、雨季明けによる地方からの出稼ぎ求人者も増加しているという。
ちなみにミャンマーでは、雨季の安居期間は僧侶が寺院に篭って修行するため、在家の仏教徒も静かに暮らすのが習慣で、結婚式や引越し、旅行などは控えられる。そのため転職や地方から引越しを伴って出稼ぎに行くのは雨季が明けてからと考える人が多く、雨季が明けると労働市場も活発化する傾向がある。