2012/11/28

進むヤンゴン郊外の開発

現在ヤンゴン中心部はどこも車が渋滞し、住宅価格が高騰しているのだが、官民ともにヤンゴン郊外の開発を進めている。そのひとつとして11月27日付のMyanma
Alinnに載っていたのが、ヤンゴン中心部から南東に川を渡ったところにあるタンリン地区の開発だ。

シンガポールを本拠とするYoma Strategic
HoldingsとミャンマーのFMIグループが計画しているそのタンリン地区の宅地開発の概要は、420エーカー(約170万㎡)の土地に6~8年がかりで9千戸の住宅を含み、学校や病院、娯楽施設などを備えた国際レベルの街を造るという。

一体、5年後、10年後のヤンゴンはどうなっているのだろうか?今はこじんまりとした都市だが、郊外まで開発が進み、拡大していることは間違いない。もしかしたら旧市街、新市街のような都市の形になっているかもしれない。ヤンゴン中心部は英領時代の建物が数多く残っている。川や運河もあり、上海の外灘のような町並みになるのではないかと想像する。何れにせよ、新旧良いところを残した、魅力ある街になってほしいものだ。

2012/11/26

マスターカードでのキャッシングについて続報

11月25日付Myanma Alinnによると、マスターカード、Maestro、Cirrusカードでのキャッシングについて、CB
BankのATMで24時間、1回に付き30万チャット(約3万円)まで、1日3回までの引き出しが可能で、手数料が1回5000チャット(約500円)かかるとのことだ。

ヤンゴン以外にマンダレー、バゴー、タウングー、ピンマナーなどにあるCB BankのATMでキャッシングが可能らしい。

2012/11/23

マスターガードでキャッシングが可能

21日付ミャンマータイムズ(ミャンマー語版)によると11月15日からCB
BankのATMでマスターカード、MaestroおよびCirrusカードで現地通貨によるキャッシングができるようになったとのこと。CB
BankのATM、空港を含む36ヶ所でキャッシングが可能だそうだ。

VisaやJCBカードも近いうちにサービスが行われると思われる。現地通貨の引き出し手数料や為替レートがどうなっているのかは分からないが、両替の手間が省けるのはありがたい。

2012/11/15

第1回ヤンゴン国際マラソン

来る2013年1月27日、ヤンゴンで初めての国際マラソンが開催される。11月14日付の国営紙によると、42㎞と10㎞のコースがあり、国内外の参加ランナーは約1,000人ほどになる予定。42㎞の賞金は1等が2,500ドル、10㎞の賞金は1等が800ドルとのこと。参加費は5,000チャット(約500円)で、福祉団体などに寄付されるそうだ。

かつて韓国人の知り合いが、日本のマラソンは沿道の応援が温かいと言っていたことを思い出した。ミャンマー人の応援の様子は一体どうだろうか?まだ娯楽の少ないミャンマー、千人もの人が走り抜けるとなるとお祭り騒ぎになるのだろうか?それとも厳重に規制されるのだろうか?

何れにしてもヤンゴンで初の国際マラソン大会、楽しみだ。

2012/11/14

ミャンマー外国投資法(2012年11月2日制定)の全文和訳

先日制定されたミャンマー外国投資法の全文和訳を『DL-MARKETにて販売を開始いたしました。ビジネスのための参考資料としてお役立ていただければ幸いです。

なお、本法律の解釈についてはお問い合わせをお受けできませんのでご了承ください。

2012/11/10

ヤンゴン国際空港のサービス業務、民営移管へ

航空運輸局によると、ヤンゴン国際空港のサービス業務を民営移管することに関して、国内企業を優先するとのこと。しかし、応募は入札方式で国内、国外ともに受け付ける。選考には日本の専門家などを含むコンサルティング・グループとともに行うという。

現在のヤンゴン国際空港は収容能力が年間2.7百万人だが、2012年はおおよそ2.8百万人になるとみられる。更に来年は5.5百万人が予想されているため、空港の拡張が必要である。許可を得た企業は建物の建設から管理、補修維持まで責任を追う。

ヤンゴン国際空港以外のその他の空港も全てサービス業務を民営移管するが、ヤンゴン国際空港に関して、国内企業は現在国際空港を運営している外国企業と共同申請しなければならない。国内全ての空港のサービス業務は半官半民もしくはジョイント・ベンチャーでの運営を許可するとのこと。

今月25日から12月5日まで予備選考が行われ、2013年2月に入札が行われる。最終的には2013年3月中にはサービス業務が全て民間に移管されるとのこと。(11月9日付Myanma
Alinn ミャンマー語版)

省名変更

第1回連邦議会、第5通常国会において、省名変更が可決した。通信郵便電報省(Ministry of Communications, Posts
and Telegraphs)は通信情報技術省(Ministry of communications and Information
Technology)、労働省(Ministry of Labour)は労働雇用社会保障省(Ministry of Labour,
Employment and Social Security)と名称変更された。(11月9日付Myanma Alinn ミャンマー語版)

2012/11/04

籐の輸出、製品より素材が好調

ミャンマーの籐業界組合組合長によると、籐製品の業界は家内工業的に行える業界のため、貧困削減策のひとつとなり、素材よりも製品を優先すべきとするが、籐の海外への輸出が製品より素材が伸びているという。

籐製品を木製品などと輸出する場合、森林省が検査を行うため、輸出に時間がかかる問題を解決する必要があるとのこと。需要のある国外へ輸出するには納期に間に合わなければ他国との競争に勝てない。籐の産出国はミャンマーの他、ASEANではマレーシアとインドネシアだ。

インドネシアは今年1月から籐素材の輸出を禁止し、製品のみの輸出を行っている。ミインドネシアは籐製品を年間5億ドルを輸出するがミャンマーは1~2千万ドルしかないと籐の専門家はいう。

4月から10月までの籐素材の国外輸出は3千トン余り。製品は30トンしかなかったそうだ。籐素材の多くは中国向けで、次に多いのがバングラデシュとのこと。(11月2日付Myanma
Alinnミャンマー語版)

2012/11/01

ダディンチュッ満月祭

10月30日はミャンマーの公休日で、ミャンマー暦の新年に次ぐ大きな祭りの日だった。ミャンマー暦の12の月毎に仏教に根ざした祭りがあり、最近では地方でしか行われないものもあるが、このダディンチュ満月祭は全国規模で盛大に行われる祭りのひとつである。前夜祭から後夜祭まで3日間祭りが行われる。

この日は仏陀が天上から人間界に戻ってくるとされているため、寺院や仏塔などの仏教施設をはじめ、各家庭や路上に至るまで、ロウソクや小さなお皿のオイルランプ、提灯、電飾などを灯し、仏陀の帰路を明るく照らす習慣がある。

蛍光灯や電飾は少々情緒に欠けるが、寺院などで無数のロウソクやオイルランプに火を灯した光景は幻想的である。

この頃、季節も変わり雨季から乾季に入る。そしてこの日を境に仏教徒は旅行や結婚などを行って良しとされるため、この時期はあちこちでバーゲンやイベントが催され、人々の気持ちも天気と同じく晴れやかになる。半年続いた雨季が終わり、人々が活発に動き出す時だ。