2012/09/02

洪水被害

ミャンマーの季節は乾季と雨季に分かれ、雨季は5月ごろから10月ごろまで約半年間続く。今年の雨量は平年より多いようだ。ヤンゴンでは毎日毎日呆れるほどの土砂降りとなり、気温は太陽が出ていない分だけ涼しいが、湿度が半端でない。洗濯物はすっきり乾かないのでアイロンが生活必需品となる。

当然それだけ雨が降れば冠水するところも出てくるし、河も氾濫する。ヤンゴンは比較的、冠水しても水の引きが早いが、ヤンゴンから近いバゴーやバテインなどの都市では河が氾濫して水害の被害も出ている。バゴーと言えば世界最大の値釈迦で有名だが、2016年中に完成を目指すヤンゴン空港に代わる新国際空港の建設予定地のあるところでもある。空港建設計画とともに、近隣には住宅や工場などの建設も予定されている。

昨年、アユタヤやバンコクが水害にあったのは記憶に新しいが、ミャンマーの治水も悪い。タイの二の舞にならないよう、土地の開発段階で治水対策を十分にやってほしいものだ。