2013/10/30

縫製業で熟練労働者が不足

1030日付Myanma Alinnによると、縫製業界では熟練労働者の雇用が難しくなっているとのこと。国内需要と輸出が増加しているほか、縫製工場が増加していることが原因らしい。現在、ヤンゴンのフラインターヤー工業区には500近い縫製工場があるという。

ある工場の人事担当者によると、労働者の転職や熟練者不足の問題があるものの、労働者側は機会が増えており、就労希望者は増えている。少なくとも月給7万チャット(約7千円)ほど得ることができるが、熟練レベルには達しておらず、転職を繰り返して基本給止まりが多い。約20%の忍耐力のある労働者だけが、月給15万チャット~20万チャット(約15千円~2万円)ほどを得ているが、多くは技術もなく月給も少ない労働者とのこと。

縫製業協会によると、熟練者育成コースを設けているが受講者は少なく、会社で行われる訓練に従う者も少ないとのこと。また、ミスした場合に給与から差し引く厳しいシステムもあり、熟練者として処遇しても転職してしまうことが多いらしい。

ミャンマー投資委員会の統計によると、ミャンマー国内への外国投資は縫製業が第4位であり、アジアだけでなくヨーロッパからも投資が進んでおり、現在の投資額は2,750百万米ドルとのこと。