620万人都市ヤンゴン市の中心部における慢性的な渋滞は日ごとにひどくなっている状況だ。自動車の数が増えていることや、バイパス建設中のために車線が減少していること、場所や時間帯によって違法な駐停車が発生することなどが主な原因だ。
そこで7月21日付Myanma Alinnによると、ヤンゴン市ではBRT(Bus Rapid Transit)を試験的に運行する計画を立てているらしい。BRTは日本ではあまり走っていないが、専用走行車線を走るバスのことだ。
ミャンマーにおける一般庶民の移動手段はバスである。普通の路線バスは渋滞の中、何度も車線変更をしながら渋滞する車の間を縫うように走っている。専用車線を設けることでバスが渋滞に巻き込まれることがないようにするらしい。
記事によると、先ずは車線の広いヤンゴン-ピー道路においてバス50台で、今年の10月か11月ぐらいから始めるという。
現在、ヤンゴン市内には395路線、6,338台の路線バスが走っており、ヤンゴン市のあるヤンゴン管区にには自動車が25万台以上、バイクが58万台以上登録されているとのことだ。