このところ国営紙に掲載される記事で多いのは外国からの要人もしくは企業がミャンマーの大統領や大臣と面会したというニュースだ。日本ではそのごく一部しか伝えられていないが、ほぼ毎日のように諸外国から多くの訪問者が大統領や大臣、副大臣と面会している。その中には日本企業も多く、Myanmar Ahlin6月5日付の記事には全日空の副社長率いる一行がホテル観光省副大臣および運輸大臣と面会したことが載っていた。
全日空は成田-ヤンゴン間の直行便を今年中に計画しているという発表が4月にあったばかりだ。記事によると、今回の運輸大臣との面会では関空-ヤンゴン間の直行便の再運行について(ANAは1996年7月~2000年3月まで週3回、関空-ヤンゴン間の直行便を運行していた)やヤンゴン空港での支店開設、ヤンゴンでの機体整備および地上サービスをMAI(Myanmar Airways International:ミャンマー航空)に業務委託すること、国内ヤンゴン-ネーピードー間のチャーター便運行などについて協議したとのこと。
成田-ヤンゴン-成田間のルートは週3回、9月か8月中旬から運行するとしている。その他9月中には東京-ヤンゴン-ネーピードー-ハノイ-東京間のチャーター便を運行するとのこと。
これまでヤンゴンへのルートは近隣国を経由して1日がかりで移動するしかなく不便だった。全日空の直行便で、時間のかかる遠い国というイメージから直ぐに行ける近い国に変わるかもしれない。