2012/05/01

ミャンマードラマ(ミャンドラ!?)

4月30日付のミャンマータイムズ(インターネット、英語版)の記事によると、フランスの協力を得て国営テレビ局が近年初となる国産の連続テレビドラマを作成し、4月30日から放送を開始するとのことだ。

ミャンマーのテレビでも人気があるのは韓流ドラマだ。韓流スターがミャンマーにやって来るとなると、街中はみな大騒ぎである。十数年前ぐらいまでは日本のドラマもやっていたが、今では全くない。現在ドラマといえば韓国ものか、中国ものといった感じである。ミャンマーものもテレビで放送はしているが、かなり古いものであったり、テレビドラマとしてではなく、映画として作られたようなものが殆どだったように思う。

映画といってもミャンマーの技術は国際レベルからはかなり劣っている。映画館の方は老舗の映画館以外にショッピングセンター内に新しくできたり、先日は3D映画館もできたらしいので、それなりの進歩をしているが、製作側はまだまだである。まず機材が古い。ともかく画質が粗い。台詞も音も現場で録音したものを使うから、音質が悪く聞き辛い。しかも撮影スタジオがなく(現在、建設計画があるようだが)、一軒家を借り切って撮るため雑音も入る。あまりけなしたくはないが、正直いって観ていて疲れる。

こんな惨憺たる状態だったので、この技術的にフランスの協力を得た連続ドラマはぜひ観てみたい。記事にストーリーについての記述はないが、写真に女優がコンバウン期のプリンセスの姿で写っていたので王朝物語なのかもしれない。楽しみである。