2012/05/19

ヤンゴンで工場の賃金も上昇

ここ最近、投資先として注目が集まっているミャンマーだが、物価の上昇とともに、賃金も上昇している。ミャンマータイム(インターネット・英語版)14日付によると、ヤンゴンの韓国系ウィッグ(かつら)工場で2日間のストの結果、賃上げの合意に至ったとのことだ。

当該工場の従業員は18,000人で、ウィッグを中国、韓国、日本に輸出している。5月9日と10日の2日間、1,000人あまりの従業員が職業紹介所の前で座り込みのストを行ったそうだ。

労働者の以前の賃金は基本給8,000チャット(約800円)で、日当、残業、ボーナスなどを合計すると月給35,000から65,000チャット(約3,500から6,500円)だった。今回の合意により、基本給が30,000チャット(約3,000円)、諸手当を合計すると月給100,000チャット(約10,000円)になるという。

数ヶ月前にもヤンゴンの台湾系靴工場でストがあり、裁判の結果、賃上げに至っている。このところストによる賃上げのニュースが多い。