2012/05/14

空港で商用ビザの取得が可能に

ミャンマータイムズ(インターネット、ミャンマー語版)5月11日付によると、6月1日より商用目的でミャンマーに入国する人に対し商用のアライバル・ビザを発行すると、入国管理人口省大臣から発表があったそうだ。商用のアライバル・ビザの取得は40米ドルで、70日間の滞在が可能とのこと。

商用ビザの滞在日数は現在と変わりないが、空港で商用ビザを取得できるとなると格段に便利になる。ミャンマーとしては商用ビザ取得を便利にし、投資やビジネス客を呼び込みたい意向だろう。アライバル・ビザは以前からあるにはあったが、取得条件に制限があり、度々中止や変更されたりで、日本からミャンマーを訪れる際は日本のミャンマー大使館で事前にビザを取得してから渡航することになっていた。東京品川の大使館に訪れて手続きをすると数日で取れるが、郵送となると10日ほども掛る。それが、空港に到着してから取得できるのはありがたい。また、手続き費用も商用のシングルで現在4,500円かかるところが40米ドルとなるので、現在の為替レートだと安くなる。

記事によると、商用ビザに続いて順次、観光ビザ、その他のビザもアライバル・ビザにするとある。まず第一段階として、商用のアライバル・ビザを早急に進め、投資家、大使館のある国、政治問題がなく、その他安全と思われる場合、許可する。また第二段階では、オンラインでビザを発行するとある。ミャンマー大使館のウェブサイトにはまだ何も出ていないため、具体的な申請書類や詳細は分からないが、6月1日以降に入国される方は確認の必要がある。

今回、商用ビザの取得が便利になってありがたいが、更なる希望をいえば日本人のビザなし渡航を認めてほしい。段階を踏んでからということだろうか。