2012/05/06

TBSの「世界ふしぎ発見」で

昨夜、TBSの「世界ふしぎ発見」でミャンマーが取り上げられていた。最近になってようやく政治以外に経済や紀行、バラエティーでも取り上げられる機会が増えてきて、ミャンマーに関わるものとして、とても嬉しく感じている。たまに情報として、おや?と思うところもないことはないが、これまで政治にばかり偏っていた状態から比べるとずいぶん良くなってきた。

ちなみに昨夜の番組で気になったのは「食べるお茶」のところである。とくに発酵させた茶葉と野菜を和えたサラダというか、和え物のようなものは、番組では「ラペソー」といっていたが、正しくは「ラペットウッ」である。「ラペッ」は茶葉、「トウッ」は和える意味で、さしづめお茶の和え物とかお茶サラダとでもいったところである。番組は地方のロケだったので、もしかしたらそこの少数民族がそう呼んでいたのかもしれないが、ミャンマー語としてはやはり「ラペットウッ」である。

それから、その「ラペッ」をお茶の漬物といっていたが、漬物というとどうも塩分と酸味の利いた食べ物を思い起こすのだが、それは私だけだろうか?おそらくパッケージに英語で「pickle」と書いてあったりするので、漬物という訳に至ったのかもしれないが、私の感覚では漬物というよりむしろ油漬けといった感じで、発酵した茶葉がべっとり油にまみれており、酸味はない。苦いタイプと苦くないタイプがあり、和え物にする以外に、お茶請けとして野菜は入れずに胡麻や揚げた豆などを混ぜて食べる。私はこれが好きで、おじゃました家で出てくるとついつい手が伸びてしまう。

ところで昨夜の番組にもでていたが、あの「ふりかけ」はとても美味しい。「バラチャウンヂョー」といってとても香ばしく、家で作ったのは格別だが、最近ではミャンマーのスーパーなどで量り売りもしてくれる。ミャンマーのふりかけは種類も多く、番組にあった乾しエビのもの以外にも、カリカリのジャガイモが入ったものや、乾燥納豆がはいったもの、唐辛子がたくさん入って辛いもの、辛くないものなどいろいろある。量り売りのところではおそらく味見させてくれるので、ミャンマーに行かれる方はぜひ試していただきたい。日本の白いご飯にも合うこと間違いなしだ。